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木の造形、ビッキの魅力 初公開7点も 道立旭川美術館 /北海道

 道立旭川美術館(旭川市)で14日から「木をめぐる美術」展が始まった。晩年、音威子府村で制作活動にあたった彫刻家、砂澤ビッキ(1931~1989)の作品を中心に、木の造形の多様性を伝える。
 会場には、飾り棚や小物入れなど、暮らしに根ざしながら遊び心あふれる木工品から、木片を貼り合わせて作った巨大な木の実を思わせる現代木彫まで、計43点が展示されている。
 このうち16点が、旭川出身でアイヌ民族の砂澤の作品。門間仁史学芸員は「ビッキの作品は、木工芸と現代彫刻を橋渡しする存在」と説明。鳥が彫られた柱が背もたれについている「鳥の巣(椅子)」など7点は、同館が昨年度新たに購入したもので、今回が初公開となる。
 来年1月14日まで。月曜休館。観覧料は一般800円、高大生500円、小中生300円。問い合わせは同館(0166・25・2577)。

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