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相双森林事務所全て再開へ 国有林の間伐・出荷本格化 /福島県

 関東森林管理局は13日、原発事故の影響で閉鎖していた相双地域の七つの森林事務所すべてが再開されることになったと発表した。森林整備の拠点の再開で、国有林の間伐や出荷などが本格的に進むことになる。
 県内の森林面積の42%は国有林で、森林事務所は国有林の整備などを行う現場拠点。森林管理署の出先として森林官が働く。
 原発事故後に閉鎖していた相双地域の七つの森林事務所のうち、避難指示区域の解除や空間放射線量の低下によって、今年春までに四つが再開、木戸(楢葉町)、草野(飯舘村)、浪江(浪江町)の残り三つが今月末までに再開することになった。
 森林管理局によると、避難指示が解除された区域の国有林ではおおむね、空間放射線量が県の指針に沿って丸太の出荷が可能なレベルまで下がり、相双地域の今年度の丸太の生産量は震災前の半分弱の3900立方メートルを見込んでいる。

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