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カラス・ムクドリ、ねぐらを調査へ 捕獲方法検討のため /新潟県

 県特定野生鳥獣の管理や活用に関する条例の対象にムクドリとカラスを加える条例改正案が9月定例県議会で可決され、県庁で5日、関係者が今後の方針について協議した。効果的な捕獲方法を検討するため、来年度以降、ねぐらを調査する方針を決めた。
 会議には溝口洋副知事、県や県警の担当者らが出席。県は今後、カラスとムクドリによる被害がある地域でねぐらを調査し、春には繁殖期の巣も調べる。これらの結果を受け、自治体担当者や農協職員らが、具体的な被害防止策を学ぶ研修会を開く方針だ。
 2014年に公布された同条例は、カワウ、ニホンザル、イノシシなど主に7種の鳥獣を対象にしていたが、条例改正でハシボソガラス、ハシブトガラス、ムクドリが加えられた。県によると、昨年度のカラスによる農作物被害は野菜を中心に約8100万円、ムクドリによる被害は大半が果樹で約2900万円。被害額は過去5年間、いずれも横ばいとなっている。

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