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20年世界遺産登録、「奄美・沖縄」再挑戦 「縄文遺跡群」は見送り

 ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産登録に向けて、政府は2日、自然遺産の「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」(鹿児島、沖縄両県)を国内候補として再推薦すると発表した。2019年2月までに推薦書を再提出し、20年の登録を目指す。文化遺産の「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道と青森・岩手・秋田の3県)も同年の登録を目指しており、関係省庁で調整が続いていた。
 「奄美・沖縄」は琉球列島に点在する4島で、国の特別天然記念物イリオモテヤマネコなど様々な希少な生物が生息する生物多様性などが評価されている。
 政府は昨年2月に自然遺産候補として推薦した。だが、今年5月にユネスコの諮問機関の国際自然保護連合(IUCN)から、沖縄本島の米軍北部訓練場の返還地を推薦地域に含めるなど見直しが必要などと指摘され、「登録延期」の勧告を受けた。このためいったん推薦を取り下げた。
 再推薦に向けて、環境省は返還地の大半を国立公園に編入する手続きを進め、6月に完了した。推薦地域に追加する方針だ。また、IUCNは推薦地域が計24カ所に分断されていることも問題視していた。環境省は5カ所程度にまとめる方向で調整を進めている。
 環境省の植田明浩・自然環境計画課長は「十分な準備ができている思いはあったが、再推薦が決まり安堵(あんど)した。しっかり作業を進めたい」と話した。
 推薦が見送られた「北海道・北東北の縄文遺跡群」は今年7月に文化審議会が、文化遺産の国内候補として選んでいた。21年の登録を目指して改めて推薦候補とするかは、来夏の文化審議会で決める見通しだ。
 青森県世界文化遺産登録推進室の白戸明子室長代理は「ここでじたばたしても仕方がない」と冷静に受け止める。今後、推薦見送りの理由や再挑戦への手続きなどを文化庁に確認しながら早期登録を目指す方針だ。

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