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ヒグマ痕跡途絶え「島に99%いない」 利尻島 /北海道

 利尻島に渡ったヒグマ対策について地元2町と道や国などの関係機関が話し合う連絡会議が31日、利尻富士町で開かれた。撮影やフンなどの痕跡が約3カ月半なく、研究者は「島にいない可能性が極めて高い」と語った。
 ヒグマはオスの成獣1頭で5月末、初めて足跡が確認された。その後、足跡やフンが島内全域で見つかり、林道に複数設置した監視カメラでも撮影されたが、7月12日を最後に痕跡は途絶えた。9月末にはハチミツのにおいで誘引し、自動撮影する仕掛けを約1週間、林道の2カ所に設置したが、写らなかった。
 アドバイザーを務めるヒグマ研究者の道立総合研究機構・環境科学研究センターの間野勉・自然環境部長は「あれだけ活発に行動していたヒグマの痕跡がこれだけの期間確認できず、誘引もできなかったことを考えれば、島には99%いないと考えた方がいい」と指摘。繁殖目的で上陸したが、メスがいないことがわかり、本島に戻った可能性が高いという。
 滑落などで島内で死んだ可能性もあるが、いずれにしても島からいなくなったことを証明するのは難しい。ヒグマはこれからが冬眠期。島内に生息していれば冬眠している期間を除き、積雪がある来春までは足跡などが雪上に残り、痕跡が見つけやすい。
 間野さんは「雪解け後の6月の行動も今年のデータがあり、把握できる。それまで痕跡がなければ終息宣言ができる」と説明。これを受け、利尻富士町と利尻町は今後の警戒態勢の規模の見直しや町民、観光客らへの注意喚起のあり方について協議していく。

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