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「かいぼり」する人集まれ 来月から都立公園10池、高校生以上ボランティア/東京都

 都公園協会は、都立公園内の池の水を抜いて泥などを除去する「かいぼり」ボランティアを募集している。11月から、神代植物公園(調布市)の本園池や林試の森公園(目黒区、品川区)の上池など10カ所で実施する予定で、都は「水質改善や生態系の回復をめざしたい」と話している。
 都によると、都立82公園のうち48公園に約100の池がある。都は今年度に予算2億円をつけ、対象の池を選んでいた。11月17日の石神井公園(練馬区)水辺観察園を皮切りに、来年1月12日の小金井公園(小金井市など)二つ池まで10カ所で作業する。残る約90の池も来年度以降の実施を検討している。
 かいぼりは、井の頭公園(武蔵野市、三鷹市)の井の頭池で3回実施されている。2014年の初回はブルーギルなど外来種の割合が8割強を占めたが、次第にモツゴなどの在来種が増加。昨年度末にあった3回目は、生物の9割強が在来種になる成果が出ている。
 ボランティアは高校生以上で参加費30円。参加するには、かいぼりや生物に関する事前講習会を受けることが条件。希望者は名前、性別、年齢、住所、連絡先、参加希望の公園などを記載し、メール(kaibori.sm@tokyo-park.or.jp)か、ファクス(03・3232・3079)で申し込む。31日締め切り。詳細はかいぼりホームページ(https://www.tokyo-park.or.jp/special/pickup/kaibori_index.html)で。

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