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「林業は再び成長する好機」 多様な資源でカギ握る岩手 林野庁長官講演 /岩手県

 国内の林業をテーマにした講演会が5日、盛岡市内であった。牧元幸司林野庁長官が講師を務め、県内の林業関係者や自治体の職員ら約110人が集まった。
 国内の木材自給率は30%台と低迷しているものの、2000年代半ばごろから回復傾向にあり、直近10年で10ポイントほど上がっている。牧元長官は、国内の森林の多くが伐採期を迎えているとして「国内の林業が長い低迷の期間を抜け出して、再び成長産業になる機会を迎えている」と話した。
 また、来年4月に施行される森林経営管理法について説明。管理が行われていない山林の経営管理を市町村に委託して間伐などをしたり、意欲ある他の林業経営者に再委託したりして集約化を図るとした上で「岩手は広葉樹林や木炭など、豊かで多様な森林資源がある東北きっての林業県。これからの日本の林業のカギを握っている」と話した。

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