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「大地の芸術祭」54万8千人 過去最多、外国人客ら2割強 /新潟県

 十日町市の関口芳史市長は26日の定例記者会見で、同市と津南町を舞台に3年ごとに開かれる「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018」の延べ入場者が、54万8380人だったと発表した。9月に入り台風や長雨の影響が心配されたが、写真映えする作品群に人気が集まり、全体の2割強を占めたとされる外国人客らが、過去最多の入場者数に押し上げた。
 同市中里地域にある清津峡渓谷のトンネル施設「Light Cave(ライト・ケーブ)」は、主な会場や作品群の中で最多の8万484人を集めた。芸術祭の実行委員長を務めた関口市長は「高齢者や子どもたち、リピーターなど新たな鑑賞者や参加者が増え、前回までとは違う芸術祭になった。地域おこしや、都市と地方の格差を埋める1手法になると実感した」と振り返った。
 芸術祭は3年ごとに十日町市と津南町を舞台に開かれる。主な会場になった同市松代の「まつだい 農舞台」や越後妻有里山現代美術館「キナーレ」(十日町市本町6丁目)などでは、10月8日までの土日曜、祝日を中心に作品公開を延長する。詳細は芸術祭のホームページへ。

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