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地底の森ミュージアム、来館者数90万人に /宮城県

 仙台市太白区長町南4丁目の地底の森ミュージアムの来館者数が22日、90万人に達した。1996年に開館した同ミュージアムは、富沢遺跡で発見された約2万年前の旧石器時代の痕跡を展示。たき火などの人の生活跡と森が、発掘されたそのままの姿で公開されている。
 90万人目になった千葉市緑区の主婦熊野直子さん(47)には、アカエゾマツなど6種類の実の標本などが贈られた。旧石器時代は今より気温が7度ほど低く、仙台にはアカエゾマツも生えていたという。「ライブの帰りに観光しようと思い、昔のままで木が残っている映像を見て来ました」と驚いた様子だった。
 金森安孝館長(65)は「発掘された木は現在、北海道より北にあり、温暖化を感じてもらえる。多くの方に展示を見てほしい」と話した。

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