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御嶽山頂登山、26日から解禁 噴火4年、安全対策整う

 死者58人・行方不明者5人を出した2014年9月27日の噴火災害で、山頂周辺への立ち入りが禁止されていた御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の山頂登山が、26日に解禁されることになった。地元・長野県木曽町の原久仁男町長が21日午前、安全対策が整ってきたとして、山頂登山を認めると発表した。
 御嶽山は4年前の噴火で戦後最悪の犠牲者を出したが、噴火活動は現在沈静化しており、気象庁は昨年8月、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)へ変更。町も噴石で壊れた山頂部の一部の山小屋を撤去し、跡地にコンクリート製シェルターを3基(約90人収容)設置するなど安全対策を整えてきた。
 発表によると、解禁されるのは木曽町側にある「黒沢口」登山道のうち、9合目から山頂(剣ケ峰)までの約600メートル。26日はまず、午前10時半に慰霊を望む犠牲者遺族ら向けに解禁し、正午から一般登山者も認める。今年の解禁は10月8日正午までの期間限定としている。

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