ＳＤＧｓの理念、子にどう教える　教員ら、大阪で勉強会　／大阪府

　貧困や格差、温暖化など地球規模の課題を解決する手立てとして国連が提唱する「ＳＤＧｓ（エスディージーズ）」（持続可能な開発目標）を子どもたちにどう教えるかについて、教員らが学ぶ勉強会（朝日新聞社主催）が１７日、大阪市北区の朝日新聞大阪本社で開かれた。大阪では初開催で、近畿を中心に西日本各地からＳＤＧｓに関心を持つ約６０人が参加した。
　ＳＤＧｓ授業を実践している東京都立武蔵高の山藤旅聞（さんとうりょぶん）教諭、日本ＮＩＥ学会理事の有馬進一氏が講師を務めた。参加者らは、ＳＤＧｓの理念を楽しみながら学ぶカードゲームを体験。「お金」と「時間」のカードを使って目標やプロジェクトの達成を目指しながらも、経済や社会、環境への影響も踏まえ、どう行動すべきかを考えた。新聞記事を活用した授業方法も紹介された。