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カリフォルニア州独自で排出監視衛星
- 2018/09/15
- 朝日新聞
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米カリフォルニア州のブラウン知事は14日、州独自で温室効果ガスの排出を監視する衛星を打ち上げる計画を明らかにした。トランプ政権にかわり、州が温暖化対策をリードしていく決意を表明。サンフランシスコに世界の自治体やビジネス界の代表らを集めた「グローバル気候行動サミット」(GCAS)で話した。
ブラウン知事は全体会合の最後に登壇し「科学がドナルド・トランプらに攻撃されている上、気候の脅威が高まっている。我々は自分たちの衛星を打ち上げる」と表明した。米メディアによると、サンフランシスコに拠点がある宇宙ベンチャーと協力。二酸化炭素や、より強力な温室効果があるメタンなどを監視する。打ち上げの日時や予算などは明らかにしなかった。
GCASは、各国政府に2020年までに削減目標を更新して、温暖化対策を強化することなどを求める宣言を出して閉幕した。(サンフランシスコ)