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涼し~い!地底探検 西湖コウモリ穴 /山梨県
- 2018/08/19
- 朝日新聞
- 山梨県
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富士山麓(さんろく)の青木ケ原樹海で、溶岩洞穴「西湖コウモリ穴」(富士河口湖町西湖)が涼を求める行楽客に人気だ。お盆期間に入ってから連日約千人が訪れ、総延長約350メートルの地底探検を楽しんでいる。
町によると、洞穴内の気温は年間を通して約9度。平安時代の864年、富士山の貞観噴火で流出した溶岩が当時の湖「せの海」に流れ込み、気化した水分や火山ガスが洞穴の空洞をつくった。国の天然記念物に指定されている。
天井の高さが約80センチの通路は一番の難所。静岡県沼津市から家族4人で訪れた佐々木隆司(りゅうじ)さん(40)は、1歳の息子を抱えながら身をかがめた。「太ももがプルプルする。きついなあ」。身長98センチの長女志帆(しほ)さん(3)が「お父さん大丈夫?」と心配していた。
午前9時~午後5時(入場は同4時半まで)。高校生以上300円、小中学生150円。