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温室ガス観測衛星「いぶき2号」公開 JAXA、年度内にも打ち上げ /茨城県

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、温室効果ガスを観測する人工衛星「いぶき2号」の機体を報道陣に公開した。高い精度のセンサーで地球全体の温室効果ガスの動きを測定できるため、各国の排出量の把握や削減への向上に役立つと期待されている。
 「いぶき2号」は2009年1月に打ち上げられた「いぶき」の後継機。ともに地表で反射した光を観測し、吸収される光を測定して、温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)やメタンの大気中濃度を算出できる。
 「いぶき2号」は、CO2とメタンに加え、一酸化炭素(CO)も観測する。
 大気中のCO2には人間の活動に由来するものと、動植物の呼吸など自然由来のものがある。有機化合物が不完全燃焼するとCOが出るが、動植物の呼吸ではCOは出ない。COとCO2が同時に観測されれば、化石燃料を燃やす火力発電所の影響など人間活動によるCO2と考えられ、自然由来のCO2とは区別して推計できる。正確な測定を妨げる雲を避けてデータ収集する機能も加え、観測精度も向上させた。
 環境省とJAXA、国立環境研究所の共同プロジェクト。高さは約6メートルで、太陽光を吸収して電力源にする「パドル」を左右に取り付けると横幅は約16・5メートル。外気温の変化による影響を避けるため、表面は金色の断熱材で覆われる。
 今年度中の打ち上げを予定しており、近く種子島宇宙センターに運び、最終準備を進めるという。

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