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下水処理からガス、発電施設が稼働 網走市、売電で黒字化めざす /北海道

 網走市が今月から、下水処理の副産物である「消化ガス」を燃料とする発電システムの稼働を始めた。起こした電気を北海道電力に売り、稼働させる20年間で建設費や維持管理費を相殺し、収支を黒字にできると見込んでいる。
 同市は汚水処理で残った汚泥をスラッジセンターで発酵、脱水し、肥料などに利用している。この過程で年間60万立方メートル以上の消化ガスが出るが、大半は燃やすだけだったため、温室効果ガスを減らす観点からも課題になっていた。
 稼働を始めた施設はスラッジセンターに併設した。発電機は、メタンなどを主成分とする消化ガスをエンジンの燃料にして回している。発電量は年間56万キロワット時で、一般家庭の約80帯分にあたるという。
 施設を20年間稼働させれば、北電への売電で建設費などを賄え、約4900万円の黒字になるという。さらに、二酸化炭素も年間672トン減らせると試算している。
 同市によると、道内では9自治体10カ所で消化ガスによる発電をしている。そのうち9カ所は、発電した電気を処理場内で消費しており、室蘭市だけが民間企業にガスを売って発電、売電している。網走のように公設公営の施設で売電しているのは道内初という。

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