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「魚や虫、すみやすい環境にしよう」 木製水路が完成 篠山 /兵庫県

 篠山市曽地口の農業用水路に「生きものにやさしい木製水路」が完成し、7月31日、市職員、自治会役員や地元の小学生ら約80人が出席してお披露目会があった。
 近くの曽地川に通じる長さ73メートルの水路のうち、34メートル(幅約1・1メートル、深さ約50センチ)を、地元住民でつくる「農地・水・環境保全向上活動の会」が市の補助を受けて整備。防腐処理をした県産木材を使い、魚や虫がすみやすく、植物も生育できる構造とした。事業費は約500万円。
 お披露目会では、酒井隆明市長が「自然がいっぱいなのが篠山のよいところ。子どもたちはここで魚とりを楽しんで」などとあいさつ。そのあと近くの市立城東小の児童らがドジョウやアブラボテなどを放流し、水路に入って観察した。
 同小3年の山川楓叶(ふうか)さんは「前より広くなった気がする。魚をつかまえるのが楽しかった。これからもここで魚をとってみたい」と話した。

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