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死者・行方不明者、53%は屋内で被災 静岡大教授まとめ 西日本豪雨

 7月の西日本豪雨による死者・行方不明者の5割超は屋内で被災していたとする調査結果を、静岡大防災総合センターの牛山素行教授(災害情報学)がまとめた。
 岡山県倉敷市の洪水被害などで、建物自体は流失しなくても、屋内にいて被災したケースが多かったためとみられる。牛山教授は「近年発生した他の豪雨や台風被害に比べて、屋内で被害にあった人の比率が高いようだ」と分析している。
 牛山教授は西日本豪雨の死者・行方不明者231人について被災場所を調査。「屋内」で被災した人は124人(53.7%)で、「屋外」の59人(25.5%)よりも多かった。
 被災場所がわかっていない「不明」も48人(20.8%)いるが、牛山教授は「屋内で被災した可能性のある人が多い」とみている。
 被災の原因別では土砂災害が125人(54.1%)で最も多く、洪水の82人(35.5%)を上回った。

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