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大橋家住宅、塀30メートル倒壊 倉敷の国重要文化財 /岡山県

 21日午前10時ごろ、倉敷市の美観地区近くにある国重要文化財の大橋家住宅の土塀(高さ約2・6メートル)が約30メートルに渡って崩れ、隣接する駐車場に止まっていた乗用車など8台に倒れかかった。倉敷署によるとけが人はいないという。
 西日本豪雨では、米蔵の一部に漆喰(しっくい)と土壁が落ちる被害があったことが確認されている。現場を確認した市教委担当者は「老朽化に加え、豪雨で地盤が緩くなって倒れたのでは」とみる。
 同住宅は寛政年間(1789~1801)に建てられた大地主の邸宅で、主屋や表門などが1978年に重要文化財に指定された。この日崩れた東側の土塀も指定されている。91年から3年余りをかけた大規模な修復が行われた。

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