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恵那山の魅力、地元4氏語る 中津川でシンポ /岐阜県

 「山の日」(8月11日)にちなんだシンポジウムが12日、県などの主催で中津川市の東美濃ふれあいセンターであった。信仰や暮らし、登山の立場から地元の4氏が恵那山(2191メートル)の魅力について話し、自然環境に関心がある市民約500人が耳を傾けた。
 恵那山は岐阜・長野県境にそびえ、恵那は古くは胎盤を意味する「胞衣(えな)」とも書かれた。山頂に本宮を持つ「恵那神社」の梅村幸司宮司はこれに触れ、「人々の心に根ざした大きな里山」と位置づけた。
 子どもと一緒に山の木で楽器などを作る「木育(もくいく)」活動の推進者・栗谷本征二さんは、恵那山にササユリの種をまく活動も紹介、「自然に親しむための木育をさらに広めたい」。松浦興彦・市山岳連盟会長や秋山広・東濃森林管理署長は山頂付近からの景観や地域の植生を解説。松浦さんは「魅力的な山だが遭難事故も多い。念入りに準備し、適切な引率者と登ってほしい」と注文した。

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