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よく食べよく歩きよく育つ ライチョウヒナ3羽、いしかわ動物園 /福井県

 いしかわ動物園(石川県能美市徳山町)で孵化(ふか)した国の特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウのヒナ3羽は生後3週間が過ぎた。死亡率が高いとされる生後2週間を乗り越え、すくすくと育っている。
 先月13日に生まれたヒナ3羽はケージに移されるとすぐに歩き回り、エサもよく食べている。先月末には体長約10センチ、体重約65~68グラムほどに成長。卵の殻に残っているDNAを調べた結果、3羽ともオスとわかった。
 二つ並べたケージの中を一緒に行き来しながら、ヒナたちは休息と採食を繰り返している。ケージの片方には、母鳥のおなかの下で温まることを想定したヒーターが設置されていて、その下で休む。エサは配合飼料と小松菜を中心に食べているという。
 ライチョウの飼育・繁殖は環境省などの保護増殖事業の一環で、いしかわ動物園を含む5施設で技術の確立に取り組む。いしかわ動物園では昨年度、初めて受精卵4個を受け入れたが3個は発育を中止。孵化したヒナ1羽も生後5日目に死んでしまった。
 今年度は体調を一番崩しやすいとされる生後2週間を過ぎたが、1カ月後に床材をペットシーツから砂に変え、2カ月後以降にオス同士の争いを避けるため個別飼育に移す。大人扱いできる生後3カ月まで、まだまだ「壁」が待ち構える。
 人工飼育の技術が確立すれば、来年以降は繁殖に向けたペアリングに取り組むことが視野に入る。飼育担当の野田英樹さん(39)は「できる限りのことをするしかない。まだ何があるかわからないので、慎重に育てています」と話す。

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