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シナイモツゴ、小学生が放流 大崎、絶滅危惧種保全へ /宮城県

 絶滅危惧種のシナイモツゴの保全に取り組む大崎市立鹿島台小学校の4年生約80人が、卵から育てた1年魚約300匹を地元のため池に放流した。
 放流されたのは、NPO法人「シナイモツゴ郷の会」(二宮景喜理事長)が提供した卵を同小や美里町立小牛田小、東松島市立鳴瀬桜華小、石巻市立開北小で約1年かけて体長3センチ程度に育てた魚たち。
 シナイモツゴは1916年に、現在は干拓でなくなった「品井沼」で日本で初めて採集された。外来魚の侵入や自然環境の変化などで減り、環境省から絶滅危惧種に指定されている。
 二宮理事長は「子どもたちと一緒に、地域の宝であるシナイモツゴを育てて、絶滅から守り次世代につないでいきたい」と話している。

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