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従来の農薬効かぬリンゴ黒星病確認 松本地域、25年ぶり注意報 /長野県

 りんごの葉や果実にすすが着いたような斑点が現れ落果などの被害を引き起こす「リンゴ黒星病」で、従来効果のあった農薬が効かないタイプの菌が、松本地域で確認された。被害が拡大するおそれがあるとして県病害虫防除所が、注意報を発表している。県によると、注意報を出すのは1993年以来、25年ぶり。
 県農業技術課によると、被害が確認されたのは、松本地域にある農地2カ所。今月7日に農家から農業改良普及センターに相談があり、センターなどが調べた結果、リンゴ黒星病と確認された。
 リンゴ黒星病は進行すれば葉や果実が落ちたり、果実にひびが入ったりする。人体への影響はないという。感染した葉や果実は摘み取ったり苗木を伐採したりする必要があり、早期の発見が重要。県は、発見した場合、近くの農業改良普及センターへ相談するよう、呼びかけている。

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