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全面CLT、国の庁舎 全国で初、12月完成予定 /高知県

 国の庁舎で初めてCLT(直交集成板)を全面的に使った嶺北森林管理署の新庁舎の起工式が1日、本山町の同管理署であった。四国森林管理局は「高知からCLTを発信したい」と意気込んでいる。
 CLTはパネル形の木材で、繊維の方向が直角に交わるように木板を重ね合わせている。繊維の方向に沿って割れやすい木材の弱点を克服し強度が高い。断熱性や遮音性も優れている。
 国内では2016年度までCLTの建築基準が定められていなかった。内閣官房によると、CLTを一部でも使っている建築物は17年度までに全国で182件にとどまる。
 森林率84%の高知県では早くからCLTに着目した。14年には国の特別許可を得て、大豊町の民間施設で建物全面にCLTを使った国内初の建築物が誕生した。県内では現在、21件のCLT建築物が建てられたり、予定されたりしている。
 四国森林管理局はCLTの利用を進めるため、老朽化していた嶺北森林管理署をCLTで建て替えると決めた。床や屋根、柱など全面にCLTを使う国の庁舎は全国で初めて。庁舎は2階建てでのべ約530平方メートル。12月に完成予定だ。
 四国森林管理局の野津山喜晴局長は「CLT建築が増えれば、国産木材の需要も増える。国の庁舎第1号をつくることで、CLT建築のノウハウも四国が全国に先駆けて取得できる」と話す。

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