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国内の世界農業遺産、10月に岐阜で「集い」 保全や活用法など議論 /岐阜県

 国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産(GIAHS)の国内認定地域の関係者が集まる「全国GIAHSの集いinぎふ」が10月10、11の両日、岐阜市の岐阜グランドホテルなどで開かれる。県内では、2015年に「清流長良川の鮎(あゆ)」が認定されており、会議やシンポジウムで認定地の保全や活用の方策を話し合う。
 21日に県庁であった世界農業遺産「清流長良川の鮎」推進協議会の総会で「集い」の実施を含む18年度事業計画案や予算案が承認された。
 「集い」は県と協議会が主催。国内に11ある認定地域やFAO、国連大学などの関係者約120人が参加。会議やシンポジウムで連携を深めるほか、長良川のアユを知ってもらう体験ツアーなども実施する。期間中は、JR岐阜駅に隣接する「アクティブG」ふれあい広場で認定地域の特産品を販売する「世界農業遺産マルシェ」も開く。
 協議会の玉田和浩会長は「11地域の連携を進め、長良川のアユのアピールにもつなげたい」と話した。
 協議会では、6月2日に「清流長良川あゆパーク」(郡上市白鳥町長滝)がオープンするのを機に、長良川流域の資料館などが連携する「GIAHSミュージアム連合(仮称)」を設置。7月22日の「GIAHS鮎の日」には、あゆパークでイベントも実施する。

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