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マイホームの木、伐採挑戦 神埼で森や木知るフェス、まき割り体験も /佐賀県

 伐採見学やまき割りなどを通じて森や木のことを知ってもらう催し「モリフェス」が19日、神埼市であった。訪れた親子連れらは目の前で音を立てて木が倒れると、迫力に歓声を上げていた。
 福岡県の小規模工務店でつくる団体「俺たち工務店ズ」と同市脊振町鹿路の佐藤木材が組み、家造りに使う木材のうち1本を施主自身に切ってもらい、伐採の様子を一般の人にも見てもらおうと企画。来場者は斜面の下から見守り、メリメリ、ドサッという音と共に樹齢50年以上のヒノキが倒れると、歓声と拍手を送った。
 伐採した施主の福本将司さん(34)=福岡県岡垣町=はチェーンソーに初めて触ったといい「倒れる瞬間、すごい音がした。こういう機会は他ではあまりない」。妻の菜津子さん(36)は「だいぶ迫力があった」と体験を楽しんだ様子だった。見学した福岡市の木村季衣ちゃん(5)は「びっくりした。めっちゃ倒そうって(方向を)狙っていた」と感心していた。
 家造りを担う「クイーンズホーム」の中園秀樹社長は「使い捨ての時代だが、自分で切ると愛着があり、大切に使おうという気持ちになると思う。見ている子たちの記憶にも残るはず」と話した。

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