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エゾシカ、対策・活用考えよう 協会設立20年シンポ /北海道

 エゾシカ対策や有効活用などに取り組む「エゾシカ協会」(赤坂猛会長)の設立20周年を記念したシンポジウムが20日、札幌市で開かれた。将来的な捕獲や管理手法、食肉としての流通のあり方などについて研究者らが意見を交わした。

 ■個体数管理の認証制度を紹介
 エゾシカは約20年前から急増し、当時数十万頭だった生息数(推定)が2010~11年度には68万頭に達した。捕獲が進み、16年度に45万頭まで減ったが、目標水準の30万頭には届いていない。生息数が減るほど捕獲は難しく、目標水準に達しても、その生息数を維持するのは容易ではない。
 エゾシカの捕獲数は10年度以降、10万頭台で推移しているが、食肉としての流通は捕獲数のわずか2割。捕獲数が減れば、ジビエ料理として人気が高まっているエゾシカ肉の需要を満たすのは難しい。
 シンポでは、酪農学園大の伊吾田宏正准教授が、個体数管理を担う「プロ」の認証制度がある英国を例に挙げ、「協会も英国に習ったシカ捕獲認証制度(DCC)を始めた。『捕獲』と『利用』をつなぐ、こうした人材の育成が必要だ」と語った。
 生息数が目標水準に達した後について、道立総合研究機構の宇野裕之研究主幹は「捕獲目標は年6万頭になり、食肉への利用の割合を50%に高める必要がある」と述べた。
 こうした状況を踏まえ、赤坂会長は、DCCを含む人材育成制度を採り入れた協会が描く将来的なエゾシカ管理の「グランドデザイン」を紹介。6月上旬に協会ホームページに掲載し、広く意見を求める考えだ。

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