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アライグマ対策、オール十勝で 農作物豊富で多産、歯止め図る /北海道

 特定外来生物アライグマが農作物を食い荒らす被害が出ているのを受け、十勝総合振興局は管内19市町村と一丸になって対策に乗り出した。生産量国内一のスイートコーンがアライグマの「大好物」であるのに加え、農作物が豊富なため、他地域より多産傾向になっているという。箱ワナの貸し出しや防除に携わる人の養成で、増加に歯止めをかける。

 同振興局によると十勝地域では2008年度に初めて2頭が捕獲された。以降、捕獲頭数は徐々に増えて15年度は前年度の2倍に急増、16年度は約150頭にのぼった。
 そこで、今年2月には管内の全市町村などと対策会議を初開催。「生産量No.1 十勝スイートコーンクライシス! アライグマバスタープロジェクト」と名付けた事業を、今月15日に発表した。事業では、アライグマ被害や対策の必要性を啓発するほか、箱ワナの貸し出しや防除従事者の養成に取り組む。捕獲には親子で行動する春が適当だという。
 同振興局によると、十勝のアライグマは他地域よりも体が大きく、出産頭数は平均4頭より1頭ほど多い。エサとなる農作物が豊富なうえに川もある環境が川沿いに行動する習性に適していることや、天敵もいないことが増加の理由とみられている。夜行性で目撃されることが少なく、タヌキと間違えられ、見過ごされている可能性もあるという。
 同振興局環境生活課の清水直子課長は「畑作物が豊富な十勝は、アライグマにとって好環境のようだ。すでに爆発的に増えてしまった他地域と同じような状況になる前に、なんとか増加を防ぎたい」と話している。

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