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「山菜採りで遭難」想定し救助訓練 鹿角、青森県警も参加 /秋田県

 山菜採りの遭難を想定した山岳救助訓練が15日、鹿角市の花輪スキー場で実施された。同市遭難対策委員会が主催し、県警や猟友会のほか隣接する青森県警も参加。約50人が救助活動技術の向上をはかり、緊急時の連携を確認した。
 鹿角市では一昨年、タケノコ採りの人がクマに襲われて4人が亡くなった。救助訓練は事故を受けて昨年から始まった。今年は2件連続して発生したことを想定し、県警のヘリ「やまどり」と県の防災ヘリ「なまはげ」の2機が参加した。
 訓練では救助隊を2班編成した。ドローンで遭難地点を捜索したところ、クマが潜んでいることを把握。救助隊は爆竹でクマを追い払い、背負って遭難者を救助しヘリでつり上げた。
 鹿角署の阿部勇署長は「各機関の連携が確認できた。山菜採りの人は立ち入りが禁止されている場所には絶対に入らないでほしい」と話した。

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