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綾部の「栃神」 トチの実焼酎、古屋地区の新特産 /京都府

 綾部市睦寄町の古屋地区のトチの実を使った焼酎「栃神(とちがみ)」が完成し、市内の酒店などで販売されている。トチの実の特産品作りに取り組んできた地区住民が考案し、酒造会社の協力で風味豊かに仕上がった。
 3世帯4人が暮らす同地区。トチの実のおかきやクッキーなどをボランティアの協力も得て製造している。焼酎は約5年前、住民でつくる「水源の里・古屋」代表の渡辺和重さん(66)が発案。地元の佐々木酒店や兵庫県丹波市の西山酒造場が協力して、720ミリリットル瓶1千本ができた。
 アクや渋みを取り除きつつ、トチの風味を色濃く残しており、まろやかな口当たりが特徴。渡辺さんは「大勢の協力を頂いてやっと実現させることができた。焼酎を味わいながら古屋に思いをはせ、ぜひ訪ねて来てほしい」と話している。栃神は1本2300円(税別)。同酒店やあやべ特産館などで販売。市観光協会の通販サイト「あやセレ」でも販売している。問い合わせはあやべ観光案内所(0773・42・9550)へ。

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