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「みんなみの里」良品計画が運営 鴨川、改装オープン /千葉県

 鴨川市宮山の市総合交流ターミナル「みんなみの里」の運営主体が「良品計画」(東京都豊島区)の指定管理に変わり、27日に「里のMUJI(ムジ) みんなみの里」としてリニューアルオープンした。市は同社のブランド力が発揮され、地域活性化の原動力になるよう期待している。
 新たな「みんなみの里」は、農産物販売所などがあった既存の交流館と体験館の配置を換え、農産物加工品の「開発工房」を新設した。市の総事業費は約1億9400万円。
 交流館には農産物などの販売所とカフェ、体験館には無印良品の衣料品や雑貨を扱うスペースのほか、屋外交流サロンができた。開発工房では地元の農家らを6月から雇い、同社社員と商品開発をする。地元雇用は計25人ほどという。
 良品計画は2014年から、市北西部の「釜沼地区」で棚田などの里山保全活動に参加してきた。生産から加工、食の提供まで一貫して手がける体験交流施設の実現を目ざしている。
 26日にあった式典では施設設置者の亀田郁夫市長が「活気が生まれ、市全域に波及すると確信している」と話し、同社の金井政明会長は「小売業で培った経験を生かして農家のお手伝いをしたい」と応じた。
 営業時間は午前9時から午後6時(11月~1月は午後5時終業)。

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