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サクランボ収穫「渡り作業員」案 人員確保に向け会合 /山形県

 サクランボの収穫期を控え、労働力確保に向けた県や農業関係者の会合が26日、山形市内で開かれた。人手不足が深刻化する中、今年度から農産物の産地を移動しながら働く「渡り作業員」を活用する案を打ち出した。
 JA山形中央会によると、渡り作業員は農繁期に短期で働きながら各地を回る。今春、沖縄でサクランボ収穫の求人をしたところ、数人確保できる見通しになったという。
 JAなどは昨年度、子育て中の母親を対象に募集を強化。仙台など県外からも含め、198人が無料紹介所に問い合わせし、7割近くの131人が雇用された。今年度はSNSでの魅力発信や元県職員の活用もあわせて、リピーターにつなげたいという。
 サクランボの収穫は人手に頼る部分が多い。6月を中心に短期間に多くの人手が必要だが、高齢化や働き方の多様化で思うように集まらなくなっている。

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