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「農泊」過去最多6658人 台湾中心、訪日客急増 /青森県

 農山漁村地域で地元の人とのふれあいを楽しむ「グリーン・ツーリズム」の宿泊者数が昨年度、県内では6658人に上り、2008年度の統計開始以来、最多となったことが、県のまとめでわかった。台湾を中心に海外からの旅行者が急増していることが要因。県は三村申吾知事によるトップセールスなどでさらに「農泊」の利用者増を図りたいという。
 県によると、宿泊者の総数は東日本大震災の影響を受けた11年度の2407人を底に年々回復。海外の旅行者の伸びが著しく、17年度は862人に上り、11年度の15・1倍、前年度と比べても1・67倍となった。862人を国・地域別にみると、台湾が681人(79・0%)を占めてもっとも多かった。
 宿泊者を受け入れている地域は、平川市や弘前市などを含む中南地域県民局管内が3502人(52・6%)。八戸市などの三八地域県民局管内が1694人(25・4%)と続いた。
 県は「海外旅行者の受け入れはまだのびしろがある」としており、5月と12月に三村知事が台湾の学校を訪問して来県を呼びかける。また、受け入れ態勢の強化のため、農家向けに講座を開いたり手引書を作成したりする。

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