北九州市、ＳＤＧｓモデル都市に　ＯＥＣＤ選定、アジア初　／福岡県

　北九州市が経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）から、国連が掲げる持続可能な開発目標（ＳＤＧｓ）推進に向けた「世界のモデル都市」に選ばれた。ドイツのボン市やイタリアのトスカーナ州など世界５都市・地域が既にモデル都市に選ばれているが、アジア地域で選ばれるのは初。北九州市とＯＥＣＤが２３日、発表した。
　ＳＤＧｓの目標達成のためには都市や地域の関わりが必要なことから、それぞれの取り組みを支援するためにモデル都市を選んでいる。最終的に世界で１０～１２の都市や地域を選定する。
　ＯＥＣＤの調査団が今夏にも北九州市を訪れ、現地調査を実施する。ＳＤＧｓで掲げる「エネルギー」などの項目への取り組み状況を調べ、２０２０年をめどに報告書にまとめる。報告書はＯＥＣＤ加盟国をはじめ、世界諸都市に情報発信する。先進的事例を選び出し、国際会議などでも報告する。