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里山満喫の3施設 美浜、古民家やカフェを整備 /福井県

 福井県と滋賀県の県境の山々から若狭湾に注ぐ耳川の中・上流域に広がる美浜町新庄地区に、豊かな自然を体験できる施設やカフェが完成した。地元住民らが町や県とともに進めてきた取り組みの一つで、地域の活性化につなげていきたいという。
 施設の整備は、2015年度から進めてきた「新庄里地里山の恵み体感プロジェクト」の一環。県や町の補助金約1億7千万円を活用して、耳川の最上流部にある松屋集落の古民家を、森の恵みや山里の暮らしなどを体験できる施設に改修。ほかにもシカ肉などを加工する施設や、川のそばで軽食が味わえるカフェを設けた。また、周辺の登山道の整備や案内看板の設置などにも取り組んだ。
 22日には山口治太郎町長や地元住民らが出席し、プロジェクトの完了を祝う式典が開かれた。カフェなどの運営を担う地元のNPO法人「自然と共に生きる会サンガ」の中村俊彦理事長(54)は「新庄地区を訪れる人にも、地元の人にも施設を使ってほしい。三つの施設をこの地域を盛り上げる牽引(けんいん)役にしていきたい」と話した。
 問い合わせはサンガ(0770・37・5205)。

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