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絶滅危惧のコウモリ、沖縄で捕獲 京大、22年ぶり

 京都大の研究チームは23日、環境省のレッドリストで絶滅危惧1A類に指定されている「ヤンバルホオヒゲコウモリ」を、沖縄本島で捕獲したと発表した。体重が5グラム前後の小型のコウモリで、「研究者による調査で捕獲が報告されたのは、沖縄本島では22年ぶり」という。
 捕獲現場は沖縄本島北部の森林で、もともとは米軍北部訓練場の一部だった。
 研究チームが今年2月、調査の一環で、鳴き声を模した音を流しておびき寄せたところ、オスのヤンバルホオヒゲコウモリ3匹を捕獲することができた。このコウモリは鹿児島県の徳之島や奄美大島でも確認されているが、生息数は極めて少ない。
 研究チームは今後、沖縄本島での調査をさらに続けるという。

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