ニュースピックアップ
ニュースピックアップ

「松くい虫」対策、見直しして延長 松本市、5年後まで /長野県

 松本市は今年3月末で期限切れとなっていた「松くい虫被害対策基本方針」を見直し、5年後の2023年3月末まで延長することを決めた。
 見直し内容は(1)被害の調査方法を、ヘリコプターによる空中探査から、衛星画像を利用したリモートセンシング調査に変える(2)微被害・未被害地区での検討会の開催や、「松くい虫被害対策協議会」の設立を支援する(3)「守るべき松林」を明確化し、総合的な防除対策を推進する――など。
 住民らから健康被害を指摘され中止を求められている、ヘリによる薬剤空中散布については、土砂崩れ防止や景観、水源機能保持などから「守るべき松林(地区保全森林)」と区分された松林に限って実施する。
 市の被害状況調査によると、04年、島内地区で初めて被害が確認された。11年から被害は激増。被害木数は12年3530本、13年4900本、14年5080本、15年6100本、16年6500本、17年1万本(見込み)。

PAGE TOP