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ミズバショウ、復元へ1千株 尾瀬の湿原、高校生ら植える /群馬県

 ニホンジカによる食害でミズバショウが壊滅的な状態になった尾瀬の大清水湿原(片品村)を元の風景に戻そうと、村や県立尾瀬高などの関係者が20日、村内で育てたミズバショウ1千株を植えた。
 尾瀬沼への登山口にある湿原は5月上旬になると約2ヘクタールに約2万株のミズバショウが咲き、気軽に観賞できる場所として人気だった。しかし2011年からニホンジカの深刻な食害に遭うようになり、翌年から毎年500~1千株を移植してネットで囲っている。
 20日は、尾瀬高の生徒ら約80人が湿原を流れる小川沿いにミズバショウを植えていった。「このままいっぱい成長してほしい」と1年生の栗原琴音さん。
 現状では食害を防げておらず、今年度は秋にも1千株を植え、シカ防護柵の設置を予定するなど対策を強化する。

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