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地元産ヒノキで学習机 吉野中、新1年生組み立て /奈良県

 吉野町河原屋の町立吉野中学校で27日、入学を控えた新1年生約30人が地元産のヒノキの部材で3年間使う学習机を組み立てた。
 地元の木材の良さを見直し、暮らしにもっと生かそうという町の「愛・学習机プロジェクト」。木材業者ら十数人でつくる「Re:吉野と暮らす会」が天板などの部材を準備した。
 子どもたちは暮らす会のメンバーの手ほどきを受け、接着剤やネジを使って組み立てた。泉田未来さん(12)は「大事に使います」とうれしそうだった。
 今年で5年目。3年間使った子どもたちは卒業時、脚を外してみんなで寄せ書きをし合い、持ち帰って家具などとして大切に使っているという。暮らす会会長で製材会社専務の石橋輝一さん(39)は「木は心地よく、使い込めば味が出て修理も可能。子どもたちに魅力を伝えられてうれしい」と話した。

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