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緑のカーテン、ブドウ推奨 「山梨らしいエコ・省エネ広めたい」県のセミナー盛況/山梨県

 植物のつるを窓辺にはわせて夏の日差しを和らげる「緑のカーテン」で、特産のブドウを積極的に活用しようという取り組みに県が力を入れている。今月、苗の植え付け方法などのセミナーを2回に分けて開いたところ、定員50人を上回る約70人が参加した。

 16日、甲州市の東山梨合同庁舎で「ぶどうを利用した緑のカーテンセミナー」があり、定員25人に対し約35人が参加した。ブドウの苗が配られることになっていたが、定員外になった人の中には「苗がなくても講義だけでも聴きたいので参加させて」という人もいたという。
 講義では、県果樹試験場の野田浩紀・普及指導員らが、緑のカーテンには病気に強い「スチューベン」や「デラウェア」といった品種が適することや、植えて1年目は枝を4本だけ成長させるなど栽培のコツを説明。その後、野田さんが植え方や剪定(せんてい)の仕方などを実演した。
 参加した甲府市の男性(71)は、「つるのはわせ方など大変参考になった。ぜひブドウを実らせて家族で味わいたい」と話した。
 ブドウを使った緑のカーテン普及活動をしている任意団体「山梨環境カウンセラー協会」事務局の城野仁志さんは、ブドウを使う利点として、永年作物のためゴーヤなどの1年草に比べて毎年植える必要がなく手間が少ないことや、葉が茂っている期間が約2倍長いことなどを挙げる。
 県が2015年に策定した総合計画では、エコライフ運動の一環として「ブドウ棚を活用した緑のカーテン普及」をうたっている。県は15年から県の施設でブドウの緑のカーテンを育てているほか、16年度から県民向けのセミナーを開催。新年度予算案にも約28万円を予算計上し、セミナーのほか、取り組みの情報を集めて表彰する制度の創設を検討する方針だ。
 県の担当者は「山梨らしいエコと省エネ活動として広がり、将来的には全国に発信していけたら」と話している。

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