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シマフクロウ増加傾向、165羽 環境省が確認 /北海道

 国の天然記念物で絶滅危惧種のシマフクロウについて、環境省は165羽の個体を確認し、「増加傾向」とする分析をまとめた。これまでは専門家の推計で道東を中心に約140羽が生息しているとされていた。釧路市で5日にあった保護増殖検討会で公表された。
 同省が調査したデータが公表されるのは初めて。標識を付けたヒナや、確認できたつがいの数などを元に算出した。生息地のつがいは2013年度の44から17年度は51に増加していた。
 生息地が拡大しているか調べるため、18年度は知床や日高山系、大雪山系まで調査を拡大する。同省釧路自然環境事務所の安田直人所長は「5年に1度の間隔で何らかの形で(生息数を)出していきたい」と話している。

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