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野焼きと輪地切り作業、安全対策マニュアル作成 阿蘇市民に配布 /熊本県

 阿蘇市の牧野66カ所と阿蘇グリーンストックでつくる市草原環境保全管理協定運営委員会が、野焼きと輪地切り作業の安全対策マニュアルをこのほど作成し、各牧野組合を通じて野焼き活動に従事する同市の住民約3200人に配布した。
 同委員会は、農林水産省の多面的機能支払交付金を活用した草原維持活動に取り組むため、2014年度に発足。野焼きで使う消火用の動力噴霧器やトランシーバーの購入、熊本地震で壊れた牧道の復旧などに交付金を活用してきた。
 マニュアルは、全国各地で野焼きの事故が起きているのを受け、改めて安全対策の周知に取り組もうと作成。カラー4ページのリーフレットで、長年、各地域で伝えられてきた知恵や知識を盛り込んだ。傾斜地での焼き方の例や、炎に巻かれそうになった場合の逃げ方などは、図を付けて紹介。最近は火に弱い化学繊維の上着を着て参加する住民もいることから、燃えにくい綿製品を着るなど服装についての注意も盛り込んだ。

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