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県営林5千ヘクタール、国際的認証 県「木材の利用拡大に期待」 /千葉県

 県は、県が管理経営している森林(県営林)約5千ヘクタールが国際的な「森林認証」を取得したと発表した。2020年東京五輪・パラリンピック関連施設や民間施設などでは認証を受けた木材が建築資材として選ばれる例が増えているという。県は「利用拡大を図り、県産木材の魅力を発信していきたい」としている。
 森林認証は、自然環境に配慮して適切に管理された森林から伐採された木材であることを第三者機関が認める制度。県が今回取得したのは一般社団法人「緑の循環認証会議」の認証で、国際的な認証とみなされるという。取得は2日付。
 県森林課によると、県営林は国有地や民有地を含めて約7600ヘクタールがあり、このうち県有地4952ヘクタールのすべてについて認証を取得した。君津市、鴨川市、南房総市、富津市、市原市、館山市、大多喜町、東庄町の8市町に所在している。
 認証を受けた県営林では年間500立方メートル程度の木材生産を行っており、今後は、多くの人の目にふれる公共施設や民間の建築物などの資材として木材を供給することが期待される。県は民有林でも認証取得を促進し、県産木材の利用拡大を図る考えだ。

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