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農作物荒らしから…足を洗わせたい アライグマ専用捕獲器 被害深刻、埼玉県が特許申請

 アライグマに特化した捕獲器を、埼玉県が民間業者と開発した。手先が器用なアライグマの特徴を逆手に取り、他の動物がかかりにくい仕組み。県は昨年12月に特許申請し、4月から販売予定だ。
 北米原産のアライグマは成長すると粗暴になり、雑食性で農作物被害が深刻化している。
 県の被害額は2016年度1610万円。県内ほぼ全域で捕獲実績があり16年度は5244頭と5年前の2倍以上となっている。県は「繁殖ペースに駆除が追いつかない」と頭を悩ませてきた。
 これまでの捕獲器では、タヌキやハクビシンなどもかかり、駆除の効率が悪くなるのが課題だった。県農業技術研究センターが、新潟県の捕獲器メーカーと2年がかりで開発したのは幅31センチ、高さ47センチ、奥行き45センチのかごの中に筒式の仕掛けを設置したもの。アライグマが筒の底にある餌を取ろうと前脚を入れると、かごの入り口が閉まる。
 筒は、アライグマの器用さに着目した仕組み。実験段階で、ネコとアナグマは筒の中に深さ16センチまでしか前脚を入れられなかったが、アライグマは深さ30センチにある餌も取った。「ひじの関節をうまく曲げて、筒に肩まで入れられるようだ」と同センター担当者は言う。深さ17センチまで前脚が入ると入り口が閉まるように設定した。
 約1年間、この捕獲器で実験したところ、アライグマ20頭を捕獲。他の動物はかからなかったという。

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