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もっと高まれ、シードル人気 飯綱出身・仕掛け人の小野司さん /長野県

 県内外で盛り上がるリンゴのお酒・シードル人気の仕掛け人の1人が、飯綱町出身の小野司さん(40)=横浜市=だ。リンゴ農家に生まれ、飯田市や東京、札幌でイベント「シードルコレクション」を繰り広げている。1月には国内シードル生産者の情報を初めて網羅した小野さん監修の「シードルの事典」(誠文堂新光社)も出版された。

 県内からは「はすみふぁーむ」(東御市)や「カモシカシードル醸造所」(伊那市)、「ファーム&サイダリーカネシゲ」(下條村)などシードルの醸造所や農家約40カ所が紹介されている。北海道や青森などの生産者も網羅されているほか、国内で飲める海外産のシードルやその特徴も紹介。シードルを楽しめる飲食店や、シードルに合うつまみレシピも載っている。カラーで全192ページ。
 ITコンサルが本業の小野さんは、飯綱町のリンゴ農家「一里山農園」の出身。実家の農園では、リンゴが豊作だった年に「リンゴジュースをシードルにできないか?」と生産者組合で話題になったことがきっかけで、近くのワイナリーに委託してシードルを造り、販売を始めた。2005年ごろのことだ。
 都内で働く小野さんは、実家が農家の子どもたちでつくるネットワークに参加し、都内の農家レストランのイベントなどでシードルを売り込んだ。30~40代の同世代は、リンゴを生で食べる機会が減る一方、シードルには興味を持ってくれた。もっと広めるために活動しようと15年4月、「日本シードルマスター協会」を都内で設立。16年から各地でイベント「シードルコレクション」を開いてシードルファンを増やしている。知識を問う「シードルアンバサダー認定試験」も始めたところ、飲食店に勤める人などが多く受けに来ているという。
 今年、飯綱町にUターンし、リンゴの生産とともにシードル醸造を手がけるつもりだ。昨年末に町内3軒の農家で「北信五岳シードルリー株式会社」を設立。これから醸造所を立ち上げ、将来はシードルを醸造できる人材も育てたいと構想を広げている。

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