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吉野杉バイオリン、華やか音色 県議場でコンサート、県民・県議楽しむ 奈良/奈良県

 ■じもトピ まち・ひと・わだいWEEKLY

 県産の吉野杉で作ったスギバイオリンのコンサートが23日、県議会の議場(奈良市)であり、県民や県議らが明るく華やかな音色を楽しんだ。議場コンサートは例年、この時期の県議会に合わせて開かれている。
 スギバイオリンは、川上村上多古(こうだこ)で伐採された樹齢270年のスギを使い、県森林技術センターが昨年1月に完成させた。この日、京都市立芸術大学大学院生の内田果樹さん(22)がエドワード・エルガーの「愛の挨拶(あいさつ)」など5曲を演奏し、スギバイオリンの特徴について、音が大きく鳴り、高音がよく響くと説明。「近くでにおいをかいだら吉野杉だとわかります」と話し、笑いを誘った。
 終了後、2月定例県議会が開会し、総額約5067億円の2018年度一般会計当初予算案など69議案が提案された。会期は3月23日まで。

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