ニュースピックアップ
ニュースピックアップ

島原に「緑よみがえれ」 半島3市の高校生、卒業記念植樹 /長崎県

 島原半島の高校生による卒業記念植樹が14日、島原市上折橋町の千本木砂防堰堤(えんてい)であった。「雲仙百年の森づくりの会」が主催する恒例の行事で、今年で20回目。島原、雲仙、南島原の3市(公私立10校)の3年生約530人が参加し、クヌギやツバキ、ヤマボウシなど10種類の苗木を約1千本植えた。
 雲仙・普賢岳の噴火災害で失われた緑をよみがえらせようと、1999年から毎年実施しており、これまでに3万本以上が植えられている。最初に植えた木は高さが10メートルほどまで成長し、緑豊かな森を形成している。福岡県の専門学校への進学が決まっている島原農業高校3年の前田理奈さん(18)は「将来、自分の子どもと一緒に、成長した木を見るのが楽しみです。植えた木はしっかりと覚えておきます」と笑顔で話していた。

PAGE TOP