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クマ、冬眠中のはずが…目撃3件 1~2月、県内 /秋田県

 冬眠中のはずのクマの出没が相次いでいる。クマの冬眠期間は一般的に12~4月ごろ。だが、県内で1、2月にすでに3件目撃された。県によると、人里近くで冬眠中のクマが眠りを妨げられ、寝床の穴から出てきた可能性があるという。
 2013年以降、県内で1、2月にクマが目撃されたのは、16年2月の1件のみ。だが、県警などによると、今年1月12日に潟上市飯田川飯塚の国道7号で体長1メートルほどのクマが目撃され、2月に入ってからは、11日に能代市檜山の雑木林に体長1メートルほどのクマが出没。近くの住宅までは約50メートルだった。15日には、仙北市田沢湖小松の住宅敷地内で体長60センチほどのクマが目撃された。3頭はそれぞれ別の個体とみられる。
 県自然保護課によると、クマは冬眠の眠りが浅く、木を伐採する音などで寝心地が悪くなると、目覚めて穴を移動することがあるという。目撃が増えたことについて、同課は「クマの生息域が広がり、人里近くで冬眠するクマが増えたためではないか」とみている。

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