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共生菌の2遺伝子が植物との共存に関与

植物と共存を果たしている共生菌(エピクロエ属エンドファイト)は、植物を外敵から守る物質を生産する有用な菌だ。この菌の二つの遺伝子Cdc42とRacAが、植物中での菌の生育に重要な役割を果たしていることを名古屋大学の研究グループが明らかにした。Cdc42は共生菌が植物全身に感染するための菌の伸長を制御しており、RacAは共生菌が植物中で過剰に増えないようにする働きを助けていた。両遺伝子の働きによって、共生菌は植物に負荷をかけない生育パターンを確立していることが示された。

 

植物内部に共生する微生物はエンドファイトと総称されている。この研究ではイネ科牧草のライグラスに感染するエンドファイトを用いて、まず生育の調整に関わる二つの遺伝子を探索。両遺伝子の欠損個体の生育状況などを調べて、植物との共存に重要な役割を果たしていることを突き止めた。今後は他の植物に感染するエンドファイトにおいても、共存の機構を明らかにすることで、その有効利用の技術確立にもつなげていく。

 

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