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耕作放棄地対策で果樹栽培 鵜川の棚田、5年後めどに加工品販売など /滋賀県

 高島市鵜川地区の農家が今月から、耕作放棄地の棚田で果樹栽培を始める。ユズやウメなどの苗木を植え、5年後をめどに直売所で加工品を販売するなどしたいという。
 鵜川地区の棚田は、琵琶湖を一望できるJR湖西線の山側の斜面に石積みで築かれた約40ヘクタール。しかし、農家の高齢化などで棚田の半分は放置されていた。2016年度からは棚田のオーナー制度を導入し、約40アールの耕作放棄地を棚田としてよみがえらせた。
 今回の果樹栽培は耕作放棄地対策をさらに進めるためだ。日当たりや水はけの良さが果樹栽培に適していることに目をつけた。昨年8月に協議会を結成し、兵庫県姫路市のユズの産地を視察するなど準備してきた。
 果樹栽培に賛同する農家約10人が今月25日に、それぞれの農地計約50アールにユズやウメ、ブルーベリーや温州ミカン計約100本を植樹する。その後約50アールに追加植樹する予定という。

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