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伝統の土居葺き作業が始まる 富岡製糸場の西置繭所 /群馬県

 保存修理工事が進む世界遺産・富岡製糸場(富岡市)の西置繭所で、屋根の野地板の上を薄い木片で葺(ふ)く「土居葺(どいぶ)き」作業が始まった。雨などからの防水を目的とした日本の伝統的な建築技術。作業の様子は、3月初めごろには近くの見学施設から間近に見られる。
 専門の職人が広さ2千平方メートルの屋根に乗り、厚さ2・1ミリの杉板43万枚を竹釘を使って1枚1枚、丁寧に固定。作業は3月末までに終わる予定で、その後はしっくいを混ぜた土を杉板の上に載せ、瓦を葺く作業に入る。すべて完成するのは来年3月になるという。

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